
ヒーラー・ガイド
スピリチュアル講師
タエコ
ミンキーステッキを握りしめたあの日、
私が本当に探し求めていたもの
あの日、私は本気で魔法を信じていました。テレビから流れるミンキーモモとクリーミーマミが大好きで、変身シーン、キラキラ輝く魔法のステッキ、そして別人に生まれ変わる瞬間に、幼い私の心は完全に魅了されていました。
「ねぇ、お母さん!あのステッキが欲しい!」
CMを見るたびに何度もおねだりして、三姉妹でたった一つですが、ついに手に入れた「ミンキーステッキ」。
私たちは期待に胸を膨らませ、家の目の前の広場へ急ぎました。
長女である私が、アニメと同じように呪文を唱えステッキを振ります。
「ピピルマ ピピルマ プリリンパ...!」。
でも、何も起きません。
次女が、末っ子のファビエンヌが試しても、何も起きません。
その瞬間、私たちは気づいてしまったのです。これは、ただのおもちゃなんだ。CMに騙された。魔法なんて、この世界にはないんだ、と。
小学2年生の私の心に、初めて「現実」という冷たい風が吹き込んだ瞬間でした。アニメや映画の世界は作り話。魔法なんて、存在しない——そう思って、私は魔法を諦めました。
「良い子」という名の仮面
一方、私は三姉妹の長女として育ちました。両親は「タエコに任せておけば大丈夫」「いつでもお前の味方だよ」と言ってくれ、話をよく聞いてくれて、信頼しエンパワーしてくれる存在でした。愛情は十分すぎるほどもらっていました。
自営業だった家の環境から、「ご近所さんはお客様だから、愛想よくね」「挨拶はちゃんとしなさい」という教えが、家計につながっていることを幼い頃から理解していました。
だから私は、空気を読み、期待に応え、“良い子”でいることが当たり前になりました。両親は絶対に私の味方でしたが、今思えば、知らず知らずのうちに「こうあるべき」に導かれていたのかもしれません。それは愛でしたが、いつの間にか私は「良い子」の仮面をかぶって生きるようになっていたのです。
何かを選ぶ前に、必ず親の顔が浮かびます。「これは良いって言われるかな?」「心配させないかな?」「悲しませないかな?」。気づいたら、自分がどうしたいのかが分からなくなっていました。気持ちに蓋をして、感情を感じないようにして、それでも私はいつも明るく、愛想のいい“頼れるタエコちゃん”でいることを選びました。だってそれが、私の存在価値だと思っていたからです。
大人になって仕事をして日常を生きていても、心のどこかで、いつも何かが足りない気がしていました。あの日広場で感じた「変身したい」「特別な何かになりたい」という純粋な願いは、消えることなく、ずっと私の魂の奥に眠っていたのです。
魂の叫びと、本物の扉
人を優先し、頼られ、期待に応え続けた私でしたが、苦しさは増していきました。そして30代で、遅すぎる反抗期がやってきました。突然、自分が崩壊したのです。「私は何のために生まれたの? どこに向かっているの? 私は、本当は何がしたいの?」。
そんな苦しい時に、その日は突然やってきました。MMS(モダンミステリースクール)との出会いです。リアル魔法学校の話を聞いた瞬間、体の奥から何かが飛び出すような感覚に襲われました。
「これだ!」魂が叫んでいました。
直感で、全身全霊で「これは私が探していたものだ!」と感じました。本当にあったんだ。私が子供の頃から探し求めていた、本物の魔法の世界が。
迷いは一切ありませんでした。その場でアデプトプログラムを予約しました。あの広場でミンキーステッキを振って失望した、小学2年生の私が、私の背中を押してくれたのです。「あきらめないで。本物は、ちゃんとあるから」と。
アデプトプログラムを受けてから、ベクトルは初めて「自分」に向きました。誰かになる必要もない。比べる必要もない。やりたいことに誰かの許可はいらない。誰かの顔色を見る必要も、認めてもらう必要もありません。
私は、誰に遠慮していたんだろう?
答えはシンプルでした。自分が、自分に許可を出していなかっただけ。
そして、長年かぶっていた**「良い子」の仮面を脱ぎ、辞めた瞬間でした。別に悪人になったわけではありません。ただ、自分として生き始めただけ。それだけで人生は驚くほど軽くなり、こんなにも楽しかったんだと知りました。
自分自身の人生を魔法のように創造する
それからの私は、まさに水を得た魚のようでした。魔法の世界にどっぷりと浸かり、学び、実践し、今ではお仕事として魔法と共に生きる毎日です。
あの日、広場で変身できなかった私。でも今、私は本当の意味で「変身」できるようになりました。それは外見が変わることではなく、自分自身の内側から光を放つこと。自分の人生を、自分の手で魔法のように創造していくことなのです。
もし、あなたの心のどこかに「何か特別なもの」への憧れがあるなら。 もし、あなたが「本当の自分」をまだ見つけられていないと感じているなら。 もし、あなたが、長年「良い人」をやめられず、自分の本音が分からず、人生がどこか苦しいと感じているなら。
それは、魂からのサインかもしれません。私がミンキーステッキを握りしめたあの日、そして「良い子」の仮面をかぶっていた頃と同じように、あなたも何かを探しているのかもしれません。
アデプトプログラムは、単なる自己啓発セミナーではありません。それは、誰かの軸で生きていたあなたが「本来の自分」に戻るためのものであり、あなたが本当に探していた世界への扉です。人生を変容させ、自分自身の内なる力を目覚めさせる、本物の学びがそこにはあります。
ミンキーステッキでは変身できなかった私が、本物の魔法に出会えたように、あなたにも、その扉は開かれています。
あなたが探していたものが、ここから始まります。アデプトプログラムで、あなただけの魔法の物語を始めましょう。
